年末のお釜締めの風習については、神仏習合で仏教系の行事と思われがちですが本質的には神道のようです。
こちらのページなどをご参考にされるとよいでしょう。
三宝荒神様(さんぽうこうじんさま)
白い御幣(ごへい)が三本です。食物を煮炊きする炉や竃(かまど)の神様です。
この神様は、「生産の神」・「鎮火(火災を防ぐ)の神」、「家の豊穣を祈る神様」としてお祀りされてきました。
お祀りする場所は、コンロや竃のある台所などの高いところです。
氏神様と同じ神棚にお祀りするご家庭もあります。
「荒神様(こうじんさま)」
赤い御幣(ごへい)が一本です。火をつかさどる神様です。
お祀りする場所は、家の中で一番火を扱う場所の高いところにお祀りします。
昔から、鎮火(火災を防ぐ)の神様であり、激しい霊験力をお持ちの神として、家の守り神様としてお祀りされてきました。
水神様(すいじんさま)
青い御幣一本です。水をつかさどる神様です。
常に豊かな水が与えられることへの祈りと感謝の気持ちで祀られてきました。
お祀りする場所は、井戸神様として井戸の付近に祀られてきました。
井戸のないお家は、「水道の立ち上がりのところ」や水の使用に関わりの深い場所にお祀りください。
歳神様(としがみさま)
白い御幣が一本です。お正月様・歳徳様として、その年の招福の神、稲の魂、先祖のみ魂としても祀られてきました。
お祀りする場所は、氏神様の御神札と同じ神棚にお祀りする。または、お正月飾りをして鏡餅をお供えする場所にお祀りし、鏡餅をささげるときに神棚に移して」お祀りするお家もあります。
招福の神さまは、その年の幸福を授けて下さる神様です。
お祓(はら)い
竹串のついた白い紙垂(しで)が一本です。
大晦日の夜に除夜の鐘が鳴る前に、清新な心身で、清々しい気持ちで家族が正月を迎えるために行います。祓いの仕方は、右手に持って、場所ごとに、軽く左へ右へと三回振るしぐさをして下さい。お祓いの行事が終わったお祓いは家の近のつじや十字露に持って行き立てて「穢れや邪気など」を送りだしましたが、現在は、門柱の外や屋敷の外に立てるかお焚き上げをしていただくのが良いでしょう。
〆縄用垂紙(しで)
神棚や正月の床の間飾り、屋敷稲荷さまなどの〆縄に八張りで紙垂をお使い下さい。
お釜〆の解説書です。
喪中の場合の神棚のお札はどうしたら良いか?